グラフェン粉末および高濃度グラフェン分散液・ペーストは単層グラフェンとして形成し得ません。グラフェンの個別の層が近すぎるため、ファンデルワールス力(引力)により引き寄せ合う。
単層グラフェンを得るためには極性溶媒で分散させる必要がある(添加量は1ppm以下)。
反発力が引力より強いため低濃度グラフェン分散液の状況においてはグラフェンの個別層が引き寄せ合わない。
高濃度分散液の場合、引力(ファンデルワールス力)が反発力(静電気)より強まりますので、凝集してしまいます。超音波処理が必要不可欠となります。
グラフェン(グラフェライトなど)の単層分析の有無についてはppm以下による添加量が望ましいです。
但し、単層が形成したからと言って、要求性能が果たせない場合は単層するにする必要性はないのです。弊社の見解としては単層形成が要求される必要性のある世界は論文上のみであって、現実的には必要性はありません。
それよりも、グラフェンそのものの表面積に固守すべきである。
グラフェンとして上市されている一部の商品が実は超微粒子グラファイト(黒鉛)であるケースが少なくありません。グラフェンと超微粒子グラファイトが混同されているのが現実で市場を混乱させている危惧すらある。
製品
Graphelyte®
Graphelyte®( グラフェライト ) は、高比表面積のグラフェンです。用途にもよるが、少量の添加で高 い電気的特性を発揮するため、コストダウンのメリットが得られる可能性があります
Sクリート工法
S クリート工法は、S クリートアップ(珪酸塩系)と S クリートガード(シラン・ シロキサン系)によりコンクリート内側を改質・強化し遮水層および撥水 層を形成し、構造物の耐久性を向上させる複合工法です。